ドイツはその真面目で飾らない国民性が影響しているのか、ドイツで生産される時計はシンプルなデザインであつつ、職人の技によって丹念に、そして緻密に造られています。ドイツの時計の魅力はやはり質実剛健なところです。素朴さの中に込められたひたむきさ、職人技、機能美が光るのです。今回はこのようなドイツの時計をいくつかご紹介します。

 

◆　ユンハンス ＪＵＮＧＨＡＮＳ

ユンハンスは１８６１年創業の歴史の古い時計メーカーです。元々時計の部品製造を行うことから始まったメーカーで、そこで培った技術を活かして独自に優秀な時計を開発する世界的な時計メーカーへと変貌を遂げました。

 

ユンハンスの時計は、まさにドイツ時計らしいシンプルなデザインで、知的なオーラを放っています。不必要に飾らずに機能美で勝負するというスタンスが感じられます。

 

ユンハンスは伝統を重んじるだけでなく、その時代ごとにいち早くクォーツやソーラーといった最先端技術を取り入れてきました。その技術力は高い評価を得て、ミュンヘン五輪では公式時計に認定されました。

 

さらにドイツの名門バウハウス出身のマックス・ビルがデザインを手がけたこともあり、今でもユンハンスのマックス・ビルモデルは高い人気を誇っています。

　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

                        マイスター 自動巻き 027368500          　　　マックス・ビル クオーツ 041476300

◆　ドゥッファ ＤＵＦＡ

ドゥッファも１８６４年創業の歴史のある時計メーカーで、１９２０年代にはドイツ時計界最高峰と評価されていました。

 

バウハウスの哲学を継承したドゥッファの時計の特徴は、とにかく無駄のないシンプルで端正なデザインと、機能美を追求したところにあります。これぞまさにバウハウスのＤＮＡを受け継いだ質実剛健なドイツ時計といったデザインです。

 

日本ではまだブランド名が浸透しておらず、他人とかぶらないような良質の時計を着けたいという方には最適な時計と言えます。

無駄がなくシンプルなデザインでるため、スーツ着用のビジネスマンにもぴったりな時計です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　クオーツ クロノ DF-9007-03　　　　　　　　　クオーツ GMT機能 DF-9006-02

◆　ツェッペリン

ツェッペリンは１９８７年創業の比較的新しいドイツ時計ブランドです。その名の由来は、ドイツが誇る飛行船「ツェッペリン号」にあります。この飛行船による飛行が成功したことをきっかけに航空交通手段が大きく飛躍することになりました。ツェッペリンのブランド名には、ツェッペリン号へのリスペクトが込められているのです。

 

ツェッペリンの時計のデザインは、ツェッペリン号のシンプルでクラシカルなデザインをモチーフとしており、ドーム型風防を採用したモデルなどがあります。

いわゆるパイロットウォッチでありながら、シンプルでクラシカルなデザインであるところが、やっぱり質実剛健なドイツ時計の一員であることが感じられます。

そしてツェッペリンの時計の魅力のひとつが、そのリーズナブルな価格です。ドイツ時計を着けてみたいという方が手頃な価格で入手でき、ドイツ時計の質実剛健な精神を体感するには最適な時計なのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　100周年記念モデル クロノグラフ 7680-2　　　　　ヒンデンブルク クオーツ クロノ 7086-1